貼り方指南

貼り方指南
1.お体の具合は?
最初に体の具合・症状によって大きく二つに分類します。
痛みやコリを感じる皮膚が赤く潤いがあり、軽い摩擦などの刺激ですぐに発赤し、さらに押すと痛みを感じる症状を患部の「実症」とします。
逆に、症状の経過が長く、軽い摩擦などの刺激に対して反応の遅いものを 「虚症」 とみます。
「虚症」の場合、冷えを伴った痛みやダルサのある凝りが感じられたり、体力が弱ったと感じるはずです。
「実症」には強く変化の早い刺激が、虚症には弱く穏やかな刺激変化が有効とされています。
手の平や乾布で擦り、赤くなり押して痛い点には強めの刺激を与える銀色粒、または円錐粒のマグレインを選びます。
軽い皮膚への刺激に対して、他に比べてむしろ白く残り押すと気持ち良い点にはできるだけ弱い刺激を与える金粒のマグレインを選びます。
実症に対しては時間を要さないことが多いですが、虚症に対しては時間を要することが多いです。

(じっしょう) (きょしょう)
2.マグレインを選びましょう
銀色粒 金粒さらに強い刺激には 美容には円錐粒  チタン粒
3.プロのスゴ技を紹介します
スゴ技① 特定穴
(1)五兪穴(五行穴)

手、足の指先から肘、膝関節に向かって、井穴、滎穴、兪穴、経穴、合穴が並んでいる経穴です。

(2)原穴

12経絡のそれぞれの中心になる経穴で各経絡の変動を調整するのに最もよく使われる。

(3)絡穴

絡穴は十二経脈に左右各1穴ずつ一対あり、表裏関係にある経脈に連絡する部位にある。

(4)郄穴

すみやかに邪をしりぞける力を持った経穴、即ち、急性の疾患に用い、すみやかに邪を取るというように考えられて用いられる。

(5)兪穴、募穴

足の太陽膀胱経の背部の経脈上に、各臓腑名を冠した経穴を背兪穴(背部兪穴)と呼ばれ、五兪穴中の兪穴がある。背兪穴は、臓腑や経脈に異常があると、圧痛、硬結、陥下などの反応が出現しやすい。
募穴は胸腹部にあり、名を冠した臓腑の位置の体表面に存在し、その経脈、臓器に異常があると背兪穴と同じように反応が出現、また虚実の反応もよく出現する。

(6)会穴

腑、臓、筋、髄、血、骨、脈、気のそれぞれの気が聚(あつま)るところで、熱病内に在あるは、その気の会を取る。

スゴ技③追いかけ貼り
回復に合わせて作用点(ツボ)を少しづつ移動させる

同じような症状に対して同じような所に貼ったが今回は効かない、と云ったことがよくあります。
回復にあわせマグレインの位置を変えながら貼っていきます。

4.こんな症状には、この皮膚刺激。